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Apple Venus Vol.1 / XTC


関東地方、ようやく梅雨入りしました。これからジメジメな雨空~ジリジリな夏空へと続くのかと思うと、憂鬱。夏ってほんと、ダメなんだよねぇ。

最近のお気に入り音楽の事は先日書きましたが、その中には入れなかったけれど実は一番ヘヴィロテしているのがこちらのアルバム。

Apple Venus, Pt. 1Apple Venus,Vol. 1
(1999/02/23)
XTC

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最近いろいろと節操なく聴いてるけど、トリハダが立つほどの感動を味わえるアルバムって滅多に出会えるもんじゃない。せいぜい「あ~いいな。うっとり♪」程度で終わってしまうものが大半。でもこのアルバムは初めて聴いた時、ものすごい久々に「ぞぞぞ~~!」とトリハダが立ちました。
なんていうかもー、全編ステキすぎ。優しすぎ。美しすぎ。そしてこんな陳腐な言葉でしか感動を表せない自分が悲しすぎ。嗚呼。

XTCは1992年に「ノンサッチ」というアルバム(これも大好き!)をリリースした後、契約問題がらみでレコード会社に対して「ストライキ」を起こし、アルバム制作を放棄しました。何年かしてやっと自由の身となり、自主レーベルを立ち上げ、ようやくリリースしたのが本作だそーです。ファンにとっては7年ぶり、待望の新作。7年って・・・長いなぁ・・・
因みに「Vol.1」とあるからには、「Vol.2」も当然ありまして、そちらは1年後の2000年リリース。制作はVol.1と同時進行だったそうです。そのVol.2の感想はまた後日あらためて。

試聴すると分かるとおり、全編ほとんどがアコースティック&オーケストラで構成されています。でも決して弛緩してるわけじゃなく、1本きりっと筋の通った緊張感も味わえるところが不思議・・・。メロディや曲構成も昔ほどはひねられていないけど、ひと味違うXTC節は健在です。流行を全く無視した独自の音世界も相変わらずだけど、ポップで親しみやすい世界も健在なのです。って、何が言いたいんだかまとまらなくなってきたよ(笑)

まとまらないので、ここはひとつ全曲の感想を書いてみようかな。
でも長くなるので畳みます
1 River of Orchids
オープニングにふさわしいオーケストラルな曲。雨つぶの一滴が川に落ちるところから始まり、それがやがて大河になって流れて行く風景が、目に浮かびます。
作者のアンディによるとこれは車社会への嫌悪からなる曲だそうで。車を高速道路から追い出し、道に草花を敷き詰めて、ロンドンまで逆立ちして歩いて行けたらいいのに。だそうです。アンディさんの思考はぶっ飛んでるけどピュアでステキ。
これはヘッドホンで聴いて欲しい。トリハダ曲その1です。

2 I'd Like That
一転してアコースティックギターのストロークが気持ちいい、ポップナンバー。アンディのヴォーカルはまるで25年前のポール・マッカートニーみたい。(若い!)
これは詞がステキ。恋の歌ですな。
「僕は君の雨の中で成長していく。たとえばひまわりのように」(←やや意訳)
ラストにアンディが膝を叩いて複雑なリズムを取ってますが、これはデモにあったものをそのまま使ってるそーです。

3 Easter Theatre
トリハダ曲その2。このアルバム中、いやXTC史上一番の名曲かもしれません。オーケストラルなトラック、暗示的な歌詞、美しいメロディ。初めて聴いた時、涙がほろほろこぼれてしまいました。
これも情景がはっきり浮かぶ曲。愛すべき命への賛歌。(のように聴こえる、私には。)

4 Knights in Shining Karma
静寂のバラード。浮遊するメロディラインが美しい。地味に聴こえるけど、好きだなぁこの曲も。

5 Frivolous Tonight
コリン作のほのぼのとした作品。年齢を感じさせないアンディのヴォーカルに対して、コリンの声はいい具合に枯れて渋くなってきましたね~。だからこういった曲はコリンの独壇場。アンディには出せない味わいを感じさせてくれます。

6 Green Man
グリーンマンって誰?両生類?爬虫類?ヘンなSF映画などを思い浮かべるアンディの曲は、お得意のオリエンタル調。
・・・あ、グリーンマンってもしかして地球のことなのか・・・?

7 Your Dictionary
言葉遊びがユニークな曲だけど、出てくる言葉が痛い・・・離婚騒動真っ只中にアンディが書いた曲だそうで。ストレートなメロディが痛さを増幅させてます。
「君の辞書には僕への言葉などないのだから」。うう。ズキズキする~;;

8 Fruit Nut
対するコリンは、果物を育ててるんだそうです。ご隠居さんですか?(笑)でもこれもほのぼのとした、コリンらしい作品。
詞に言葉遊びがあって面白そうなんだけど、ちゃんと訳されてない気がする・・・実際はどうなんだろう?英語がわかんないのがもどかし~

9 I Can't Own Her
ここからラストまでアンディのバラード3連発。どれもメロディが美しい。
この曲は決して手に入れられない愛する人を思う切ないバラード。でも手に入れられて今はHappyだそうですよ。よかったねアンディさん^^

10 Harvest Festival
トリハダ曲その3です。
「収穫祭」となぜか「結婚式」が一緒くたにされた、アンディの自伝的作品。そこはかとなくノスタルジーを感じてしまうなぁ・・・
英国的エッセンスもふんだんに感じます。ラストのリコーダーの音色は反則だよ(涙)

11 Last Balloon
最後の気球。ノアの箱舟を思い浮かべてしまいそうな作品。
でもオトナは乗ってはいけないそうですよ。未来を担う子供だけが乗ることを許されてるんだそうです。
オトナと言う砂袋を全部落っことして、飛んで行きなさいというメッセージが込められているそうです。
ラストのハイトーンで伸ばしたアンディのヴォーカルがサックスと同化するところで、どうにも切なくなってきます。ジャジーな曲はスティーリー・ダンを連想するね。ちょびっとだけね。

はぁ。全部の感想を書くのはしんどいや。でもそれだけこのアルバムは、私には感動的だった訳なのですよ。故にあれこれ書いて余は満足じゃ。

XTCは今、活動凍結中だそうですが、アンディは元Ashのシャーロット・ハザレイのソロアルバムに共作者の1人として参加してるそうです。先日来日してライブを行なったシャーロットは、アンコールで「This Is Pop?」を歌ったそうで、ぎゃー!見てみたかった!
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カテゴリー:おんがく-CD感想

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SECRET

ぽら ⇒

すごいボリューム!吐き出しましたね~~!!
こんなに凛として深くて心に直に響く音には、一生のうち何度も出逢えるものではないです。もう財産です^^
息子もEaster Theatreが大好きで、音だけほぼ完全コピーして歌ってるよ。
意味は分からなくても(私もよう分からんが^^;)、何か感じるんだと思う。

が、どう甘く見積もってもアンディさんに否定されてるタイプな私には、詞がチクチクと…;;コリンさんの曲でほっとしておりまする^^

  • |2007.06.16
  • |Sat
  • |11:31
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RIKI ⇒

ぽらさん、ごっそり吐き出しましたっ(笑)
ああ、そうなの。凛としてるの。オーケストラな曲なんて普通だらりんとしたものになりがちなのに、凛として清清しいから気持ちがいいの♪私もこれは財産にしたい。無人島アルバムでもいいぞ。
でもXTCって楽しげに聴こえても、詞がシビアだったりするから、うっかり聴けないんだ~。そこが魅力でもあるんだけど、確かにチクチクするよね^^;

ぽら家の息子ちゃん、子供のときからいい音楽に触れてて素晴らしい。将来たのしみだす。うふ。

  • |2007.06.16
  • |Sat
  • |16:55
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マル

昔みたいにスティーヴ・リリーホワイトと組んで時代の最先端になったりはしなくなって、ポップ・ミュージックとは言い難いというような批判があった気がしますが、こんなすごい曲をガッツンガッツン書ける若手なんて一切いないので、これはもう孤高の世界として僕はOKだと思います。

  • |2007.06.17
  • |Sun
  • |13:05
  • |URL
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RIKI ⇒

マルさん、そうですね。XTCはポップミュージックといっても売れることなんて全然考えないで活動してる人たちだから、そういう意味じゃポップな存在じゃないですよね。
それなのにステキな曲を山ほど書いてる。でも全然認知されないってとこが摩訶不思議・・・
このアルバム、そろそろ廃盤みたいですよ。インディーズリリースだから仕方ないとは言え・・・世の中、間違っとる!

  • |2007.06.17
  • |Sun
  • |16:35
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ノエルかえる ⇒

こんにちわ、お邪魔します。
二年前の御記事なのですが。
私の拙ブログ「ノエルかえる不恵留」に、「グリーンマン 訳」の検索があり、その検索結果に、御ブログ記事もありましたので。
既にご存知のことかと思いますが、
グリーンマンは、英国に古くから伝わる神格・精霊です。メイデイを中心にグリーンマンの祭りもあります。『アップルビーナス』発表と同時期に、ウィリアム アンダーソン の『グリーンマン―ヨーロッパ史を生きぬいた森のシンボル』も邦訳が出版されていて、御参考になるかと思います。また、この曲、メロディは、アンディ自身によりますと、ヴォーン・ウィリアムズのようなイングランド的なものを考えたのだと言うことです。ロックファンには、これがオリエントに聞こえるらしく、アンディは落胆していましたね。XTC の歌は、シビアと言うことはなくて、日常生活の些末なこと、マッチの小箱や食品の包装、バスの降車ボタン、町の物売りの文句、宣伝文句、古い映画や漫画、それに、ナース・リムが織込まれて、イメージを創り上げているので、分かり難いのだとは思います。

  • |2009.10.28
  • |Wed
  • |08:48
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RIKI ⇒

ノエルかえる様、はじめまして。
コメントありがとうございます。2年も前の記事なので記憶が曖昧なのですが、グリーンマンの意味は未だわかっていませんでした。英国の精霊のことなんですね!ありがとうございます。
メロディもオリエンタルってわけじゃないんですね。でもロックファンというか、私たち日本人にはエスニックとかそういう風に聴こえてしまいます(・・・わ、私だけか?) がっかりさせてすみませんアンディ・・・^^;

アンディが書く詞は確かに難しいですね。でも想像の余地がたくさんあるので、あれこれ考えながら聴くのが楽しくもあります。

  • |2009.10.30
  • |Fri
  • |23:23
  • |URL
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